お風呂リフォームでは快適さもポイントでしょう。リラックスできる浴槽や、テレビ、ミストサウナを設置してみることも増えています。しかし、高齢者との暮らしにおいては安心安全なお風呂リフォームを考えなければなりません。それが、バリアフリーリフォームです。ここではバリアフリーリフォームについてご紹介します。

 

バリアフリーリフォームについて

お風呂リフォームのなかでバリアフリーリフォームは少し考え方が異なり、暮らす方が不自由なく安全、快適に過ごせることを目的にしています。お風呂リフォームには施工することのない手すりを設置するといったバリアフリーリフォームも行い、転倒を防ぐ配慮がされています。

 

また、床材や間取り、住宅設備の変更など、規模の大きなリフォームまで行います。そのため、バリアフリーリフォームに関しては助成金などにて費用をサポートするケースもあります。

 

大切なこと

お風呂リフォームでのバリアフリー化においては、高齢者や介護が必要な方の視点で施工することになります。しかし、介護を必要にする場合、介護する側の視点も考慮することが大切です。

 

浴槽について

お風呂リフォームでは広々とした浴槽にしたい、そうした希望もあるでしょう。しかし、バリアフリーリフォームにおいては「またぎの高さ」を重要視しましょう。高齢者や介護が必要になる方、そして小さなお子さんも快適に入浴できるようにするためには、浴槽の高さもポイントです。

 

またぎやすい高さについては30cm〜40cm程度です。洗い場の床より少し低く設置することにより、またぎやすくなります。しかし、低すぎると逆に入りにくくなりますから、利用する家族の体型も考慮しましょう。

 

お風呂リフォームのポイント

具体的にお風呂リフォームのポイントを見ていきましょう。
まずは、外から鍵を開けられるように入口をつくりましょう。お風呂場は危険もつきもので、ヒートショック現象を起こす可能性もあります。外からでも鍵が開けられるドアにしておくと、すぐに救出できます。

 

さらに、力を入れなければならない場所に手すりを設置しましょう。浴槽から出る際、浴槽に入る際、シャワーを浴びる際にも体重を預けられるように手すりをつけます。

 

そして、お風呂リフォームにおいて、床に滑りにくい素材を使用することは検討すべきです。水気や石鹸などによりヌルつきもあるため、転倒リスクが高まります。加えて、段差をなくすこともポイントです。

 

費用について

お風呂のバリアフリーリフォームの相場についてご紹介しておきます。もちろん、使用する素材によっても異なりますし、施工の難易度にもよります。気になる場合には、施工会社に必ず見積もりを取るようにしましょう。

 

・手すりの設置には2万円～5万円
・段差の解消材の取り付けには2万～5万円
・床材の張り替えには10万～20万円

 

ほかにも、ユニットバスのランクによって本体価格なども付帯されてきます。バリアフリーリフォームであれば、補助金、助成金、保険などにてまかなえるケースもあります。詳しく知りたい場合にもリフォーム業者に相談することで教えてもらえます。

 

条件に合うようにお風呂リフォームすることもおすすめですが、デザイン性まで考えると、実績豊富なリフォーム業者を選ぶのが良いでしょう。

 

おわり

お風呂リフォームは快適さ、リフレッシュできる癒やしの空間にデザインすることもおすすめです。しかし、バリアフリー化しておけば、安心安全なバスタイムが長きにわたり楽しめます。ぜひ、検討してみてください。