住まいを長持ちさせるリフォームのサイクルとは
リフォームが一段落して、新しい生活が始まったところで考えておきたいのが、「次のリフォーム」です。
家は新築やリフォームをした瞬間から劣化が始まるものだからです。
水回りのちょっとした不具合は早ければ5年目からでも出てきますし、
10年経過すれば給湯器などの設備機器も交換の時期を迎えます。
20年目までにはキッチンや浴室、洗面台、内外装、サッシなども補修などが必要になります。
このような修繕や補修は、永く快適に住み続けようとするなら避けて通ることはできません。
たとえばキッチンのリフォームを行った家なら、そのほかの設備も相応に老朽化が進んでいるはず。
これから先、どの順番でどの設備をリフォームしていくか、あらかじめ計画を立てておいたほうが、
万一不具合が生じた際にも慌てずに対処できますし、結果として家を長持ちさせることにもつながります。
築10年経過したら総点検を
築10年前後になると、住まいの劣化が気になり始めるものです。
ガス給湯器の耐用年数は一般的に10年が目安ですし、その頃になると、
ガスコンロ、バスルームの給湯システムなども不具合が目立つようになります。
また、屋根や外壁にも傷みが表れてきます。
台風などの際に飛来物で破損が生じたり、外装材の表面の塗装が剥げてきたり、
またコーキングと呼ばれる防水処置にも劣化がみられるようになります。
こうした傷みをそのままにしておくと、さらに範囲が広がったり、
浸水や腐蝕、雨漏りなどにつながったりする怖れがあります。
キッチンや洗面台、トイレなどの水回りと呼ばれる設備では、水栓で漏水が起きたり、
排水管が詰まったりという不具合が発生しがちです。
水回りの設備は毎日使うものですから、ちょっとした不具合でもストレスにつながりかねません。
タイミングを見計らって、点検、補修、交換を検討するとよいのではないでしょうか。
いずれにしても、築10年を経過したら信頼できるリフォーム業者などに依頼をして、
お住まいの総点検をしてもらってください。
そして、各部位の劣化の程度や補修・交換の優先順位などについてアドバイスをもらっておくことをお勧めします。
計画的なリフォーム、メンテナンスを継続していくことで、不自由なく快適な生活を送ることが可能になるのです。
効率のよいリフォーム計画は経済的
長期的なリフォーム計画には、住まいを総合的に管理できるというメリットがあります。
事前に「ここはこう直そう、この設備を使おう」と考えておくと、
じっくり落ち着いて選択肢を検討できますし、必要な予算もあらかじめ積み立てたりして用意しておくことができます。
逆に長期的な計画がなく、不具合の生じた箇所を場当たり的に直していくというやり方だと、急なことで十分な予算を用意できず、
毎回判断を迫られて「とりあえず」「しかたなく」「まあそれでいいか」といった、一時しのぎを続けることになりがちです。
これでは、常に後悔が残り、仕上がりにも納得がいかないこともあるかもしれません。
せっかくお金をかけてリフォームをするのに、もったいない話です。
また、長期的なリフォーム計画にはもうひとつ「効率よく工事できる」というメリットもあります。
たとえば、キッチンを交換する際には隣接するダイニングやリビングにも手を入れる。
内装を替えるのであれば、その壁の内側の断熱材もついでに入れ直す。システムバスを入れ替えるなら、
床下の構造の腐蝕部分も補修する、シロアリ駆除をする。
このように、ある部位を施工するついでに別の手当てもすることで、
工事の手間が一度に済んでしまうということがよくあるのです。
特に耐震改修や断熱リフォームなどは、床・壁・天井を撤去することになります。
それならば内装や設備を替えるタイミングで一緒にやってしまったほうが施工費も安く抑えることができます。
無計画にちょこちょこリフォームを繰り返すよりもはるかに経済的といえるでしょう。
提案力のある業者を選ぶことが大切
ただし、長期的なリフォーム計画を立てるには、リフォーム業者のアドバイスが不可欠であり、
それは、どの業者でもできることではありません。
建物の構造、内外装、設備の劣化の進み具合について正しい見識があり、
その補修、メンテナンスについて確かな技術を持っていることが大前提。
さらに、最新の省エネ基準や断熱・気密、耐震改修についての情報にも詳しいと、なお安心です。
そして、現在の住まいを調査して、現況をわかりやすく説明してくれるかどうかということも重要なポイントです。
床下や小屋裏など、ご自身が見られない箇所については、写真などを撮ってもらって調査報告書をまとめてもらいましょう。
リフォーム計画を作成するうえでの指標になります。
そのうえで、ご家族の今後を見据えながら、5年後、10年後、20年後に、
どのように暮らしていきたいか、イメージをまとめていきます。
提案力のあるリフォーム業者なら、そうしたことも打ち合わせの中でうまく引き出してくれるはずです。
単に内外装や設備を交換、修繕するだけのリフォームでは、劣化していくモノにお金を払うだけで終わってしまいます。
長く暮らしていくうちに、家族構成やライフスタイルは変わっていくものです。
適切にメンテナンスするだけでなく、そのときどきの生活の変化を考慮したリフォームが求められます。
この設備はいつリフォームしたほうがいいのか。
適した設備や仕様はどんなものなのか。
今、ここを施工しないほうがいいのはなぜなのか。
具体的に理由を説明してくれる会社であれば、安心して任せることができますよね。
南大阪のリフォーム、リノベーションはTOYOKENにお任せ下さい。
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