外構工事の中では「庭の顔」となる門柱工事。デザイン性が高いものから機能性が重視されているものまで種類は豊富です。「機能門柱」と呼ばれるインターフォンやポスト、表札が一体となった門柱から塗り壁や枕木で作られる「オリジナル門柱」まであります。

この記事では、門柱を設置する目的の例からアプローチやフェンスと組み合わせるデザインアイデアまでを紹介します。「門柱を設置し直したい」「おしゃれな門柱が欲しい」など、外構工事の門柱をお探しの方はぜひ最後までご覧ください。

庭に門柱を設置する目的の例

表札やポストを取り付けるなど、外構工事の中では庭の顔としての役割がある門柱ですが、道路から玄関までの距離が短いなど設置しないケースもあります。門柱の素材や大きさなどは、門柱が必要な理由に合わせて選ぶのが後悔を防ぐためのポイントです。

例えば道路から玄関までのアプローチの距離が長いときには、道路から見える位置の門柱に表札を付けておけば不用意に人が入ってくるのを防げます。土地の入口が細長く数メートル入った先に家がある「旗地」などは侵入口に門柱を設置すると配達員やご近所への配慮にもつながります。

プライベート空間である庭と来客を迎えるための家の門（玄関への動線）を区別するためにも、門柱があると見た目でわかりやすいのでおすすめです。エクステリアアイテムの中で門柱は必須の外構工事ではありませんが、門柱があることによって得られるメリットも確認しながら設置を検討していきましょう。

門柱とアプローチのデザイン

門柱とアプローチは隣接することが多いエクステリアアイテムです。そのため、外構工事の計画を立てる際にはお互いの位置関係やデザインはセットで考えるのがおすすめ。アプローチの入口になる場所へ門柱を設置し、門扉も追加すればよりエントランスらしい演出ができますよ。

また、門柱にポストやインターホンを設置する方法もあります。「機能門柱」とも呼ばれる門柱は、機能性を重視されているタイプの門柱でエクステリアメーカーなどでセット販売もされています。

ただし、ポストは外構工事の中でも毎日使用する生活の必需品になるアイテムなので、取り入れる場合には設置場所に注意する必要があります。駐車場が近い、または玄関やウッドデッキに近い場所に門柱を設置する場合には、カーポートやテラス屋根の下にして雨で郵便物が濡れるのを防ぐようにしましょう。

門柱とフェンスを組み合わせたデザイン

道路沿いなど境界の近くに門柱を設置する場合には、境界フェンスと組み合わせるデザインがあります。門柱と境界フェンスを同時に施工することで、より一体感のある門柱に仕上がります。

デザイン例としては、化粧ブロックで門柱をアプローチの入口の両サイドに設置します。門柱に使用したものと同じ化粧ブロックを基礎にして、フェンスを上部に設置すれば一体感のある門柱の完成です。フェンスと同じ素材の門扉を門柱の間に設置すると高級感を演出することもできます。

また、目隠しフェンスを設置すれば家の中や玄関前の目隠しとしても効果的。目隠しフェンスと化粧ブロックを組み合わせた門柱を設置する場合には、外構工事全体で考えましょう。道路側と家側との高低差と、欲しい目隠しの高さに注意しながら外構工事の計画を進めていきましょう。

まとめ

外構工事における門柱には、設置する目的や場所に合わせたデザインを選ぶことが大切。門柱は庭の顔となるアイテムですが、道路から玄関が近く玄関に表札を設置したいなどそもそも不要な場合もあります。

アプローチの距離が長く土地の中に不用意に入って来られるのが気になる場合や、プライベート空間とエントランスを分かりやすくして落ち着ける庭にしたいという場合には門柱がおすすめ。おしゃれな門扉も組み合わせてより入口を分かりやすくする方法もあります。

また、境界フェンスと組み合わせるデザインは家全体の一体感を演出できます。目隠しも併用したい場合には特に高さに注意し、後悔のない門柱を計画して外構工事の失敗を防ぎましょう。