外壁塗装に使われるおすすめの塗料の種類と特徴③
塗料の分類5:付加機能を加えた塗料
塗料も化学製品なので、新製品が出る度に色々な追加の新機能が加わっていますが、近年話題になっているのは主に下記の3種類の塗料です。
セラミック(停滞電性)
セラミックは「焼いて固めたもの」という意味で、陶器や磁器等が代表例ですが、建築材料の中ではタイルが分かりやすいかと思います。
セラミック塗料は耐久年数が長めに設定されており、見た目も良いため人気が出ています。
本来の塗料の成分的には無関係なセラミックですが、セラミックを利用した塗料には以下の2種類があります。
なお、セラミックのイメージから耐熱性・耐候性・耐久性に効果がある旨を謳う業者もいますが、これらの効果はゼロではありませんが、あくまでおまけ程度のものと考えておくのが良いでしょう。
①主原料はその他の塗料と変わらず、セラミック成分を少し混ぜたもの
この塗料の効果・効能は、静電気を発生しにくくすることで空気中に漂っている塵や埃を吸い寄せないようにすることと、セラミック成分が外壁表面に浮き出て固まって雨で汚れを洗い流す効果を発揮するという、外壁を汚れにくくする2つの機能です。
そのため、雨スジが多く目立ってしまうのを改善したい場合や、交通量が比較的多く汚れが付きやすい地域の場合、屋根が無いビル系の建物や屋根があっても軒先の無い戸建て住宅には、非常に効果が期待できます。
逆に、軒先が大きく出ている建物の場合は、雨がかからないため洗い流す効果は期待できないので注意が必要です。
なお、この塗料の場合はウレタン<シリコン<フッ素の樹脂のグレードがあり、それぞれのベース塗料のオプション的追加機能として塗料の性能を評価する必要があります。
②主原料のセラミックを細かく砕いて吹き付け、その表面をクリヤー塗装で保護するもの
この場合は基本的に塗料とは言わず、石材調仕上げ塗材と呼ばれ、別枠の材料として考えるのが一般的です。
遮熱塗料
遮熱塗料とは、太陽光の近赤外線成分の反射率を上げることで、表面温度が暑くならないようにする塗料で、ガイナなどの種類があります。
特徴としては、太陽光の当たった部分に効果が出ること、夏の温度上昇対策に効果があること、室内の温度を最大2度程度下げる効果が期待できること、薄い色の方が効果を発揮できること、屋根に塗ると効果が高いこと、金属素材に塗ると効果が絶大であることが挙げられます。
なお、温度上昇対策に効果があるとはいえ、冬場に寒くなることはありません。また、太陽光の当たっている部分に効果が出ることから、曇っている日には効果が無いということは心に留めておきましょう。
ラジカル塗料
ここ数年で出てきた非常に新しい塗料が「ラジカル塗料(ラジカル制御型塗料)」で、簡単にいえば塗料の寿命が長くなる成分の入った塗料のことですが、耐久年数はシリコンよりも上で、費用はフッ素塗料よりも安いということで最近話題になっています。
外壁塗装の塗料は日々紫外線に晒されて続けているため、塗料の中にある酸化チタンという物質が紫外線を吸収しながらラジカル分子というものを発生させますが、このラジカル分子が塗料中の樹脂成分を破壊していくために塗料の劣化が起こってしまいます。
このラジカル分子を抑えて科学的に塗料の寿命を延ばすことに成功したのがラジカル塗料で、人気があるラジカル塗料は日本ペイントから出ている「パーフェクトトップ」シリーズです。
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